黒木奈々さんを襲ったスキルス性胃がん

黒木奈々さんを襲ったスキルス性胃がん

先日、2015年9月19日に、満32歳という若さで亡くなった、フリーアナウンサーの黒木奈々さん。死因は胃がんだったそうです。黒木さんは、2014年7月に急性胃潰瘍で緊急入院し、このとき胃がんが見つかり、2014年9月には胃がんであると公表しています。
がん研究会有明病院(セカンドオピニオン)で、症状が進行していることが判明し、2014年9月19日に胃を全摘出する手術を行って10月5日に退院しました。実に、7月に緊急入院してから、たった、3ヶ月間でこれほど衝撃的な出来事はなかったことでしょう。しかも、31歳で胃がんになるとは想像もしていなかったと思います。

スキルス性胃がんの怖さ

おそらく、黒木奈々さんを襲った胃がんは、スキルス性の胃がんだったと考えられます。この癌は、胃の粘膜にはあまり変化がでません。ですから、健康診断でよくあるX線(バリウム)や、胃カメラでも発見しにくいとされ、胃カメラで気がついたときには、症状はかなり進行しています。黒木奈々さんの場合も、胃カメラで発見されたとのことですが、ステルス性胃がんだったとすれば、かなり症状は進行していたと考えられ、2014年9月に全摘出の大手術を行ったのだと思います。

転移しやすい悪性がんのひとつ

スキルス性胃がんは、腹膜に転移(腹膜播腫)するケースが多く、スキルス性胃がん患者さんの実に60%は腹膜や広範囲のリンパ節に転移するそうです。このようにがん細胞が早い段階で全身に転移するため、進行が早く治療が難しく、そして余命が短くなります。完治したあとでも、癌が再発する恐れがあり予断を許さないのが現状で、黒木奈々さんも、胃の全摘出で完治したのですが、癌細胞は潜んでいたのでしょう。

30代の女性多い特徴があり生存率が低いがん

このスキルス性胃がんは、男性よりも、30代〜40代の女性に発生することが多いとされ、黒木奈々さんのように、これから活躍が期待される、働き盛りの女性を容赦なく襲います。スキルス性胃がんは、とても悪性で、普通のがんでは数年かけて進行するところを、数ヶ月で進行し、しかも発見が難しいため、生存率が低いという特徴があります。働き過ぎで胃の調子が悪いだけだと思っていると、スキルス性胃がんの場合も考えられるので注意が必要です。
5年生存率:1A=95%、1B=87%(初期段階)、2=70%、3=45%、4=10%(末期がん)

どんな初期症状があるのか

初期症状は、食べ過ぎや、疲れからくる症状に似ており、胃のもたれ感、胃が張り重いなどの症状と、胃に鈍い痛みがあります。
・ゲップが胃の入り口あたりで詰まって出ない。
・食事をすると胃がパンパンで破裂する感じがする。
・ゲップを出そうとしても出なくて苦しい。
・吐くと少し楽になる。
・食べるのが苦しくて食欲が無くなった。
・苦しいので、市販の胃薬で済ませている。
・虫歯ではないが、奥歯が痛む。
・胸が重苦しい。

スキルス性胃がんになった有名人

・宮迫博之
・逸見政孝
・塩沢とき

出典:Wikipedia(黒木奈々)

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