乳がんになった北斗晶さんを気遣う、夫、健介さんの覚悟

乳がんになった北斗晶さんを気遣う、夫、佐々木健介さんの覚悟

夫として妻の乳がんに立ち向かう覚悟ができるか

2015年9月24日、北斗晶さんの夫である佐々木健介さんは、晶さんの乳がん手術の報告を、マスコミに宛てにファックスしました。恐妻家で知られる佐々木さんのコメントは、彼らしい反面、北斗晶さんの夫としての覚悟がしっかりと告げられています。

「現在は術後の痛みと、胸を全摘出したことで心の痛みが強く、少しでも痛みを忘れられる様、離れず側にいてやる事しか出来ませんが、家族4人で力を合わせて、癌に負けないように頑張っていきます。」(佐々木健介さんのファックス抜粋)

乳がんは、女性が患う病気ですから、男である健介さんにはその苦しみはわかりません。ですから、健介さんが言うように、側に付き添うしか無いのです。しかし、晶さんにとって、今までと変わらず、しかも、晶さんの病気を理解し、病と一緒に闘う覚悟してくれた健介さんの存在が、一番ありがたいのではないでしょうか。

夫として、男として、妻の病と闘うことを迫られたとき、女性にとって、いちばんこころ強いのは一緒に立ち向かうと誓ってくれた男の決意だと思います。

男性が乳がんを理解すれば、必ず女性に検診をすすめるハズ

乳がんは他のがんと比べると、再発する可能性はありますが、進行がゆっくりで期間が長く、また医学の進歩もあり生存率は高まっています。

乳がんとは、乳腺(乳管、小葉など)にできる悪性腫瘍のことで、おおよそ、「非浸潤がん」と「浸潤がん」にわかれます。乳がんが怖いがんとされているのは「浸潤がん」による転移の危険性です。「浸潤がん」は乳房内だけではなく、乳房の近くにあるリンパ管に転移し、全身に転移する可能性があります。転移した骨や内臓でがんが発生し、症状が進むことで生存率が低くなってしまうのです。

このため、手術後も定期的な観察が必要になります。
たとえば、リンパ節に転移した場合、影響を受けた個数で生存率に違いがあります。

リンパ節転移による生存率
受けたリンパ節数 5年生存率 10年生存率
0個(リンパ節転移無し) 約95% 約90%
1~3個 約90% 約80%
4~9個 約80% 約70%
10個以上 約55% 約35%

乳がん自体に痛みなどの症状はでませんが、他の部位に転移すると痛みを含め様々な症状が出る場合があります。

乳がんは早期発見、早期治療であれば完治すると言われます。しかし、症状が進むと、がんとの長い治療を余儀なくされます。

このように、乳がんは早く発見し、早く治療することが一番有効な予防方法です。すべての女性が、辛いがん治療を余儀なくされないよう検診をすすめてください。

乳がんに関するデータから

1)女性の70人に1人が乳がんで死亡しています。その他、女性特有の子宮頸がんで亡くなる方は340人に1人、子宮体がんで亡くなる方は432人に1人です。(2013年データ)

2)女性のがん罹患数の順は、1位:乳房がん、2位:大腸がん、3位:胃がん、4位:肺がん、5位:子宮がんです。
がんによる死亡は、1位:大腸がん、2位:肺がん、3位:胃がん、4位:膵臓がん、5位:乳房がんとなっています。

3)平成26年度調査報告では、悪性新生物(癌)のうち、乳がんで亡くなった方13,323名、死亡原因の10.6%に相当。

(肺がん=58.5%、胃がん=38.2%、膵臓=25.3%)

4)平成25年度、乳がん検診受診者2,030,258人のうち要精検査者数176,584人。さらに要請検査で乳がんが発見された方は6,477人で受診者の0.32%に相当と、他のがん検診より、がん発見率の割合が高い。

(がん発見率:胃がん=0.11%、肺がん=0.04%、大腸がん=0.18%、子宮がん=0.08%)

5)平成26年度の社会医療診療行為別調査から、乳がん治療の入院にかかる自己負担額は、平均在院日数11.8日で、平均210,804円

(自己負担は3割で計算。保険外の差額ベッド等の費用は含まず)

※要精検査:健康診断で出た数値結果から、治療が必要かを確認するために行う精密検査のことです。
※男性にも乳腺はありますので乳がんになります。男性の場合は転移しやすいという特徴があるそうです。
※罹患数(りかんすう):対象とする人口集団から、一定の期間に新たにがんと診断された数

出典:厚生労働省
・平成26年 悪性新生物の死亡数・死亡率(確定数)
http://www.mmjp.or.jp/kawakami-clinic/data/h26gan.htm
・平成24年度がん検診受診者数・要精検者数・がん発見数
http://www.mmjp.or.jp/kawakami-clinic/data/h24gan-kensin.htm
・平成26年度の社会医療診療行為別調査から入院にかかる自己負担額
http://www.mmjp.or.jp/kawakami-clinic/data/h26hokentensu
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
・最新がん統計より
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
・【乳ガンの転移】生存率に影響する他の「がん」とは違う遠隔転移など
http://brcguide.com/a10teni.html
by