もしも、慢性胃炎になったら癌になるの?

もしも、慢性胃炎になったら癌になるの?

慢性胃炎は、癌(がん)の前段階?

慢性胃炎は癌になる兆候だ、いや、慢性胃炎で癌になるとは限らない。と意見が分れますが、これは、がん化しやすい胃炎と、そうではない胃炎があるためです。この違いを調べるには、生体検査で胃の粘膜を採取し、細胞を調べないと判断がつきません。
このため、もしも、慢性胃炎になったら、大事をとって、最悪はがん化すると考え慢性胃炎を治すよう心がけたほうがよさそうです。

長期に渡る慢性胃炎が萎縮性胃炎になり癌化する

萎縮性胃炎になると、高い割合で癌化が起ります。ピロリ菌は胃がんの原因と言われますが、ピロリ菌に感染すると、萎縮性胃炎の進みが早くなるため、そういわれています。しかし、ピロリ菌に感染していなくとも、長期にわたる慢性胃炎の場合は、萎縮性胃炎に進行することがあります。

ピロリ菌による感染は前癌病変

慢性胃炎の原因もいろいろあり、薬やストレス、ピロリ菌感染症などと言われています。以前はピロリ菌感染していても胸焼けなどの症状がなければ積極的に治療を勧められていない時もありましたが、最近ではピロリ菌感染が胃がんの発生に関与すると言われており保険適応になり、患者さんの知識も増え、積極的に抗菌薬で除菌するようになっています。
ピロリ菌による持続感染により慢性胃炎はこのような意味で、癌の一歩手前の可能性があるので前癌病変と呼ばれます。

慢性胃炎から胃がんになる割合

日本癌学会の資料によると、ピロリ菌に感染しているが、慢性胃炎(ペプシノーゼン)になっていない人が、1年間に胃がんになる率は0.1%、ピロリ菌に感染して慢性胃炎だった場合は、0.2%です。
一方、ピロリ菌の感染は無いが、慢性胃炎だった場合は、80人ひとり(1.25%)と、ピロリ菌感染より胃がんに進行する割合は高いという結果がでています。

慢性胃炎に良くない食べ物

よく胃に刺激のある食べ物は良く無いといいますが、気をつけたいのは繊維質の食べ物です。困った事に、意外に野菜には繊維質の食材が多いため注意が必要です。ごぼう、たけのこ、ふき、はす、とうもろこし、わらび、など、腸の働きが良くなる繊維質の食べ物は胃酸の分泌が多くなるため、あまり胃にはよくありません。

出典:日本癌学会
http://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/004_yamaguchi.html
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