前癌病変(ぜんがんびょうへん)を知っていますか?

前癌病変 (ぜんがんびょうへん)を知っていますか?

癌には 前癌病変 という予兆段階がある

前癌病変 とは、このままではがんが発症してしまう恐れがある状態をいい、がんの予兆状態です。しかし、前癌病変 を理解している方が少ないため、がんになってから、突然がんになったと勘違いしてしまうことが多いようです。

どうしてがんになるのか?

ある日、突然ガン宣告を受ける方は少なくないでしょう。でも、いったい、いつ、がんになってしまったのでしょうか。
癌とは、長期にわたり身体に、活性酸素や炎症などの影響で、細胞に何らかのストレスが加わり変異し悪性化した状態です。つまり、癌になるためには、長い期間その要因に身体が晒されていたということです。

子宮頸がんにも前がん状態がある

例えば子宮頸がんでもいきなり癌になるわけではなく、ヒトパピローマウィルスに感染し、その後も持続感染が続くと子宮頸部の粘膜が異形成といって形を変えていきます。異形成だけだと戻る可能性もありますが、そのまま癌になる可能性もあります。なので異形成の状態を子宮頸がんの 前癌病変 と呼びます。
このように癌はいきなりなるわけではなく、体の中の有害物質(活性酸素、フリーラジカルなど)や炎症などによって 前癌病変 を経て癌に進行します。

各がんの前癌(がん)病変

各癌には、以下のような前癌(がん)病変があります。

前癌(がん)病変一覧
がん名 前癌(がん)病変
肝臓がん 肝硬変
胃がん 慢性胃炎
口径がん 白斑症、紅板症、梅毒、扁平苔癬
皮膚がん ページェット病、ボーエン病日光角化症
前立腺がん HGPIN
子宮頸がん 軽度異形成、中等度異形成、高度異形成
乳がん 慢性乳腺症
大腸がん 家族性ポリポーシス(家族性大腸腺腫症)、大腸ポリープ
腺がん 異型腺腫様過形成
扁平上皮がん 扁平上皮異形成
小細胞がん びまん性特発性肺神経内分泌細胞過形成

このように、聞いたことがある疾病が、実は癌の前段階の 前癌病変 であることがあります。気をつけたいのは、前癌病変 と分かった段階で癌対策を行えば、癌化を遅らせたり、癌化を防ぐことができるのです。

前癌状態:前癌状態と 前癌病変 は、ほとんど同じ意味として使われます。前癌状態とは、高頻度で癌(がん)になりやすいと考えられる状態のこと。

出典:神奈川県立 循環器呼吸器病センター
一般財団法人 労働衛生協会 高井戸東健診クリニック 「女性のためのがん検診フロア」
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