もしも、認知症の疑いがあるならリモコン操作が上手くできない

もしも、認知症ならテレビのリモコン操作が上手くできない

認知症の特徴は家電リモコンの操作ができなくなる

認知症(アルツハイマー症)は、今まで簡単にできたテレビやエアコンなど家電製品の操作に戸惑ったり、間違ったりします。これは、アルツハイマー病にみられる運動能力の低下と、記憶障害により、今まで出来ていた家電製品などの簡単な操作が上手くできなるためです。テレビリモコンの音量操作を間違えて音量を上げすぎたり、エアコンの温度設定を間違えて高温にしたりします。また、銀行のCD(キャッシュディスペンサー)を前にして、全く操作が思い出せなくなって、どうしたらいいのか分からなくなるなどが上げられます。これを観念運動失行、観念失行といい認知症の特徴です。

急増する認知症による高速道路逆走運転

また、警察庁の発表によると、2014年、全国の警察が把握している高速道路の逆走は224件あり、このうち運転手が認知症だったケースが12.1%だったとされます。逆走のうち、67.9%は65歳以上の高齢者の運転によるもので、70歳代が74件、80歳代60件、うち家族への聞き取りで、認知症と判ったケースが、70歳代が14件、80歳代が9件でした。
このように、認知症になると、観念運動失行、観念失行といった症状が出やすくなり、機械操作や判断能力が低下するため、自動車や危険を伴う機械操作はできるだけ控えた方がよいとされます。

観念運動失行とは?

観念運動失行とは、身体には問題が無く、記憶にも問題は無いのに、食事や字を書く、あるいは機械を操作するといった、日常生活の簡単な事が出来なくなる症状のことです。失行症には「観念運動失行」「観念失行」などがあり、意識して動作しようとすると、どうしたらいいのか分からなくなります。たとえば、「テレビを付けて」「エアコンを付けて」と頼んでも、リモコンの操作が途端に分からなくなります。このような、「観念運動失行」「観念失行」は認知症のひとつの症状です。

出典:2015/01/29 【日本経済新聞】高速逆走、認知症が12% 14年224件 警察庁分析
参考:医療法人財団 慈強会 松山リハビリテーション病院、NPO法人認知症ラボ
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