もしも、親がボケ始めたらと思ったら

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物忘れと認知症の違い

高齢になると脳にある海馬が小さくなり記憶する機能が衰えて行きます。これは加齢による老化現象で誰もが経験します。健康な人の物忘れとは、物忘れしたことを覚えています。一方、痴呆症と呼ばれていた認知症は、物忘れを覚えていません。例えば、朝ご飯を食べたばかりなのに、食べたことを忘れてしまい、食べていないと主張します。健康な人の物忘れは、さっき、大好きな干物を食べたでしょう?とヒントを与えると、ああ、そうだ食べたと思い出します。このように、物忘れはうっかり忘れてしまっても、思い出すことができますが、認知症になると全く思い出せません。

すぐに実施したい認知症のチェック

認知症は、本人自覚がほぼ無いため家族や周りの人達の支援が必要になります。認知症は、治すことが困難ですが症状の進行を遅らせることができるようになりました。老化による物忘れなのか、認知症なのかの判断は、医療機関で認知症チェックを受診することで診断されます。ゆっくりと進行するように思われがちな症状ですが、実際にはかなり進んでいたということもあります。あれっ?変だぞ!と思ったら、早めに認知症チェックを受けた方がよろしいでしょう。

認知症のチェックとは

医療機関によって若干の違いはあるかもしれませんが、脳のMRI検査と、簡単な問診、記述チェックで判断します。問診は、自分の名前、生年月日、住所、今日は何月何日何曜日、住まいは日本のどのにあるのかなど身の回りの簡単な質問と、用意された小箱の中身を覚え、中に何が入っていたかを答えるチェック、簡単な図形を書き写すチェックなど、約40分から1時間程度の問診です。検査員や医師が本人の回答を確認しながら採点しその点数で進行度合いを判断します。30点満点のうち、20点以下の場合は認知症の疑いがあると診断されます。

判断ができるうちにやっておきたいこと

本人の自覚がしっかりしてるうちにやっておくことは沢山ありますが、早目に対策したいのは、難しい判断ができなくなってきたお年寄りを狙う詐欺から守ることです。若い頃は判断力、決断力に長けていた方も、加齢により判断力もおぼつかなくなり、振り込み詐欺や高額商品の売りつけなどの標的になりやすくなります。これに対応するため、法務省が活動を広げる後見人制度を活用します。この制度は、認知症などで判断力が衰えた人の財産や契約といった手続きの代行権限を持つことができる制度で、もし不当な契約があった場合、後見人の判断で契約は無効にできる制度です。

【知っておきたい】
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